今回は漢方薬の大柴胡湯(ダイサイコトウ)について解説していきます。 大柴胡湯の名前の由来 配合されている8種類の生薬(次項参照)のうち、柴胡を主薬とする柴胡剤の一つであり、小柴胡湯と比較してより実証に近い病 […]
「漢方薬」の記事一覧(6 / 11ページ目)
小柴胡湯の作用機序と特徴、副作用~インターフェロンとは併用禁忌
今回は漢方薬の小柴胡湯(ショウサイコトウ)について解説します。 小柴胡湯の名前の由来 配合されている7種類の生薬(次項参照)のうち、柴胡を主薬としていることが挙げられます。 そして、同じく柴胡 […]
五積散の作用機序と特徴、副作用~酢で服用することがある?
今回は漢方薬の五積散(ゴシャクサン)について解説します。 五積散の名前の由来 漢方医学における気・血・痰・飲・食の五つの停滞(積)を循環させることにより効果を発揮することから五積散と命名されています。 五積 […]
麻黄附子細辛湯の作用機序と特徴、副作用
今回は漢方薬の麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)について解説します。 麻黄附子細辛湯の名前の由来 配合されている3種の生薬、麻黄、附子、細辛をそのまま組み合わせて麻黄附子細辛湯と命名されています。 麻 […]
漢方薬の飲み方の工夫~少しでも飲みやすくなる方法とは?
漢方薬は多くの場合、顆粒剤で処方されるケースが多いと思います。 ただこの漢方薬、独特の風味があり、顆粒が大きく口の中で広がりやすいことから、結構飲みづらいですよね。 今回は、少しでも漢方薬を飲 […]
桃核承気湯の作用機序と特徴、副作用~便秘や月経不順を改善
今回は漢方薬の桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)について解説します。 桃核承気湯の名前の由来 桃核承気湯は調胃承気湯に桂皮と桃仁を追加した漢方薬です。桃仁と桃核とは同じ意味であり、桃の種子を含む内果皮を指し […]
消風散の作用機序と特徴、副作用~アトピー性皮膚炎やニキビにも処方されます
今回は漢方薬の消風散(ショウフウサン)について解説します。 消風散の名前の由来 消風散の「風」は、皮膚の痒みの原因となるものを象徴的に表現しています。つまり、「風による痒みを消散して改善する」ということから […]
痔に効く漢方薬【乙字湯】の作用機序と特徴、副作用
今回は漢方薬の乙字湯(オツジトウ)について解説します。 乙字湯の名前の由来 江戸時代の医師である原南陽(はらなんよう)は自身の常用処方に甲、乙、丙、丁の十干の文字を付していたとされています。乙字湯は「原南陽 […]
漢方薬の「食前または食間」にエビデンスはある?食後ではダメ?
薬の服用時間について、西洋薬では「食後」の服用と説明を受けることが多いですが、なぜか漢方薬に関しては「食前または食間」で服用するように説明されますよね。 食後の方が忘れずに確実に飲めるのに、なぜ「食前・食間 […]