今回は漢方薬の麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)について解説します。 麻杏よく甘湯の名前の由来 含まれる4種類の生薬、麻黄、杏仁、 苡仁、甘草から一文字ずつ取って、麻杏よく甘湯と命名されています。 麻杏よく甘湯の作用機 […]
「漢方薬」の記事一覧
平胃散の効能・効果、作用機序、特徴、副作用:ツムラ79
今回は漢方薬の平胃散(へいいさん)について解説します。 平胃散の名前の由来 平胃は「胃を平らか(安らか)にする」という意味です。つまり、「胃の働きを正常な状態にする」という薬効から平胃散と命名されています。散は元の剤形が […]
四君子湯の効能・効果、作用機序、特徴、副作用:ツムラ75
今回は漢方薬の四君子湯(しくんしとう)について解説します。 四君子湯の名前の由来は? 四君子湯の原方は人参、朮、茯苓、甘草の4種類の生薬から構成されており、中国古代に梅・蘭・竹・菊を並べて「四君子」と総称したことに由来し […]
咳に用いる漢方薬~柴陥湯の効能効果、副作用:ツムラ73
今回は漢方薬の柴陥湯(サイカントウ)について解説します。 柴陥湯の名前の由来 小柴胡湯と小陥胸湯の合方であることから、小柴胡湯より「柴」、小陥胸湯より「陥」を抜き出して組み合わせて柴陥湯と命名されています。 […]
便秘に用いる漢方薬~調胃承気湯の効能効果・副作用:ツムラ74
今回は漢方薬の調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)について解説します。 調胃承気湯の名前の由来 承気とは「気を身に受け入れる」、つまり「消化管の機能を回復し便通を正常化し、その働きを調える」という薬効を示して […]
竜胆瀉肝湯の効能効果・副作用:ツムラ76~前立腺炎・アトピー・にきびにも
今回は漢方薬の竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)について解説します。 竜胆瀉肝湯の名前の由来 含まれる9種類の生薬(次項参照)のうち、主薬の「竜胆」、肝経という経絡の走行にある組織に生じた湿熱を瀉する(排 […]
痔出血に用いる漢方薬~芎帰膠艾湯の効能効果・副作用:ツムラ77
今回は漢方薬の芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)について解説します。 芎帰膠艾湯の名前の由来 含まれる7種の生薬(次項参照)のうち、主薬である川芎、当帰、阿膠、艾葉より1文字ずつ取って芎帰膠艾湯と命名され […]
漢方における五臓六腑についてわかりやすく解説
東洋医学では人間の体を構成する内臓器官を総じて五臓六腑と表現します。 西洋医学に対応する臓器として存在するものですが、東洋医学では気・水・血の概念から、西洋医学では存在しない働きも持っていると考えます。 & […]
漢方薬のメーカー間の違いは?なぜツムラがトップシェアなの?
「漢方薬=ツムラ」という認識の方も多いと思いますが、国内にはツムラ以外にも数多くあり、メーカー名だけが違う漢方薬がたくさん流通しているという現状があります。 実はこれらメーカー間の違いは、メーカー名だけでは […]