久しぶりにHSEのオーダーが出たので記録しておきます。
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HSEとは?
HSEは「hypertonic saline epinephrine」の頭文字を取ったもので、高張ナトリウム・エピネフリン液のこと。
出血性胃潰瘍による内視鏡的止血術の一つです。他にクリップ法とかエタノールの局注とかありますよね。
HSEそのものは販売されていないので、院内で作る必要があります。
HSEの作り方(院内製剤)
通常は
生食15mL + 10%Nacl5mL + エピネフリン注0.1%1mL※
でOKです。
※ボスミン注1mg
非常勤のカメラ専門の医師で以下のように指定してきたことも過去にありました。
蒸留水10mL + 10%Nacl10mL + エピネフリン注0.1%1mL
作用機序的には、エピネフリンの血管収縮作用と、食塩水による組織圧迫作用により止血する、という感じです。
上記を露出血管周囲に1~2mLずつ3~4ヶ所に注入します。
当院では生理食塩液と塩化ナトリウム注は「日新製薬株式会社」のものを採用しています。
ポリエチレンボトル製品のツイストルアー。オススメです。
以上