病院で処方された薬や病気についてわかりやすく解説します

リンゴ病(伝染性紅斑)の原因や症状、登校(園)の目安について

マスク子供

今回は伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病についてお話していきます。

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伝染性紅斑(リンゴ病)はいつ流行する?かかりやすい年齢は?

 

伝染性紅斑は通称リンゴ病と言われます。これは両方の頬がリンゴのように赤くなることに由来します。2~12歳に多く、中でも5歳~9歳つまり小学校低学年によくみられる病気です。それ以外の年齢層では稀です。夏に多くみられます。

伝染性紅斑(リンゴ病)の潜伏期間と症状

 

感染してもすぐに症状は出ません。4~15日の潜伏後両頬に赤い発疹が、続いて手足や体にレース(網目)様の発疹が現れます。この発疹は大体1週間程度で消失しますが、一度消えても1ヶ月程度は日光に当たったり、風呂に入ることで再び出現することがあります。

 

発疹が出現する1週間前位に発熱や鼻水、頭痛、咽頭痛などがみられることが多いのですがこの時期が一番感染力が強いです。発疹が出現する頃には感染力はほぼ消失しています。予後(病後の経過)は良好です。

伝染性紅斑(リンゴ病)の原因

 

ヒトパルボウイルスB19が原因となります。細菌ではなくウイルスのため抗菌薬(抗生物質)は効きません。ただ一度感染すると終生免疫(一生免疫が続くため二度と感染しない)を獲得することができます。

 

ヒトパルボウイルスB19は消毒薬が効きづらいのが特徴です。ウィルスを覆う膜であるエンベロープを持たないのがその理由です。そのためエタノールによる消毒はあまり効果が期待できません。

 

次亜塩素酸ナトリウムでの消毒も有効ですが、皮膚に傷害を起こすため人には使用できません。そのため石鹸による手洗いが何よりも重要となります。

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伝染性紅斑(リンゴ病)の感染経路と予防

 

感染経路としては飛沫感染接触感染となります。

 

感染者のくしゃみや咳などによる水しぶきが直接目や口に入ることで、またその水しぶきが付着したおもちゃやタオルなど介して感染する可能性があります。感染拡大防止のため流行期は子供間でのタオルの共用は避けましょう。また感染した子供にはマスクを着用させるなど咳エチケットも大切です。

 

しかし先に述べたように発疹が出てから必死こいて手洗いしたところで後の祭りです。感染力が強いのは発疹が出る前ですから予防が非常に難しい。よって普段から石鹸による手洗いをきちんと行うことが何よりも重要です。これは伝染性紅斑に限った話ではないですけどね。

 

ただ現実的には難しいと思いますので、テレビのニュースや学校、幼稚園のお便りなどで伝染性紅斑の流行を見聞きした時は注意して行うようにしましょう。

伝染性紅斑(リンゴ病)に有効な薬やワクチンは?

 

残念ながら伝染性紅斑に有効な薬はありません。治療するとしてもあくまで対症療法(症状をおさえる治療)となります。例えばかゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬が、関節痛が強い場合はアセトアミノフェンなどが処方される場合もあります。

 

ワクチンもありません。そのため上でお話したように、手洗いをしっかり行うこと。感染者は他人にうつさないようマスクをする事が大切です。

伝染性紅斑(リンゴ病)の登園や登校の目安は?

 

さて幼稚園や保育園、学校にいつから行っても大丈夫かですが、先ほどお話しした通り”風邪のような症状が出現してから顔に発疹が出現するまで”は感染力が強いものの、顔に発疹が出現した段階で既に感染力は消失しています。

 

よって特別発疹以外の症状がないのならば登校(園)しても問題はありません。

妊婦は注意が必要

 

妊婦が伝染性紅斑に感染すると、稀にですが流産や胎児水腫(赤ちゃんの全身が浮腫んでいる状態)がみられる場合があります。そのため妊婦の方は流行期には可能な限り患者に接触しないように努めて下さい。またマスクの着用も忘れずに。

伝染性紅斑(リンゴ病)のまとめ

流行時期

かかりやすい年齢

9歳以下

主な症状

両頬の赤い発疹、手足や体にレース(網目)様の発疹

原因ウイルス

ヒトパルボウイルスB19

治療薬

対症療法として解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン薬など

ワクチン

なし

登園・登校の目安

発疹以外の症状がなければOK

妊婦は感染しないように注意!

流産や胎児水腫の危険性あり

 

それでは伝染性紅斑(リンゴ病)については以上とさせて頂きます。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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