今回は変数の宣言について学びましょう。これを理解しなければシステムを作成する事はできません。

 

ただこの変数、とってもわかりづらいので、変数で挫折してしまう方も結構いるようですね。

 

今回は変数の概要と持参薬鑑別システム(今回作成するシステム)で使用するものに絞って、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

それではいきましょう。

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変数とは?宣言方法とは?

変数とはよくネット上や書籍でも書かれていますが、値を入れる箱だと思って下さい。

 

ではその箱にはどんなものを入れることができるのか?

 

それは宣言の仕方によって変わってきます。

 

これだけではよくわからないと思いますので、実際のコードを見ながら説明していきます。まず下のコードを見て下さい。

 

Dim i As Integer

また意味の分からない文章が出てきましたね(笑)。

 

「Dim」はDimensionの略で意味は次元なのですが、これは覚えなくて結構です。

 

「dim = 宣言する」これでOKです。

 

「i」「変数」です。ここでは「i」にしましたが何でもOKです。変数の名前は作成者が好きに決めることができます。

 

「As」「~として」「Integer」「整数」を意味します。これは英語そのまんまですね。

 

まとめると…「変数iを整数として宣言する」という意味になります。

 

「イマイチわからない?」では次のように考えましょう。

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変数をゴミの分別収集でイメージしてみる

ゴミの分別収集をイメージして下さい。

 

ゴミ箱には「可燃ごみ」、「不燃ごみ」、「空き缶」、「びん」などと貼られています。

 

可燃ごみのゴミ箱に空き缶を入れてはいけません。その逆もしかりです。

 

さて、ここでゴミ箱に表示がされていないとどうでしょうか?

 

何をどこに捨てていいかわかりませんよね?

 

「変数を宣言するのは、中に何を入れるのかを明示するため」と思って頂ければいいでしょう。

 

これに当てはめると、

・ゴミ箱→変数i

・可燃ごみなどの表示→Integer

・(その表示を)貼り付ける行動→dim

みたいな感じです。

 

他にも

Dim i As String

だとどうなるでしょうか?

 

一番最後の「Integer」「String」に変わっただけですね。「String」は「文字列」という意味で、「言葉、文章」などと思って頂ければいいでしょう。

 

上記の場合は…「変数iを文字列(言葉、文章)と宣言する」となります。

 

これで変数iに文字列を入れることができるようになります。

変数のまとめ

それでは今回のまとめにいきましょう。

 

変数は箱であり、宣言の仕方により中に入れることができるものが変わる。

 

例えばInteger(整数)として宣言しているのに、文字列を入れることができません。

 

基本形は…

Dim 変数 As ○

意味は「変数を○として宣言する」

 

○の部分は「データ型」といい、多くの種類がありますが、とりあえず今回お話した「整数ならInteger」、「文字列ならString」。この2つだけをまずは覚えて下さい。

 

今はなんとなくでいいので理解して頂ければ結構です。今後事ある毎に宣言しまくりますので嫌でも覚えますから(笑)。

 

それでは変数の宣言については以上とさせて頂きます。お疲れ様でした。

 

次回はオブジェクト・プロパティ・メソッドについてお話します。

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