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手足口病のまとめ~原因や症状、感染経路や登校(園)のタイミングについて

マスク子供

今回は夏風邪御三家の最後『手足口病』についてまとめていきます。同僚が甥っ子から感染してました。大人も油断はできませんよ!

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手足口病はいつ流行する?かかりやすい年齢は?

 

手足口病とは毎年7月頃に流行する代表的な夏風邪の一つです。4歳以下の子供に多く、2歳以下が半数を占めます。

手足口病の潜伏期間と症状

 

感染してもすぐに症状は出ません。感染後発症するまでの潜伏期間は3~6日。手のひら、足の裏、口の中などに小さい水疱(水ぶくれ)ができます。

 

熱は微熱程度ですむことが多いですね。水ぶくれは基本痛みはありませんが、口の中にできた場合、痛みが出る場合があります。

 

そのため食事や水分が十分に摂れず、夏は特に脱水を起こす可能性があります。こまめな水分補給を心掛けて下さい。

 

大体3~7日程度で改善します。予後(病後の経過)は良好です。ただし稀ですが、髄膜炎などを合併する可能性があります。高熱・頭痛・嘔吐が見られる場合は病院を受診することをおすすめします。

手足口病の原因

 

エンテロウイルス属のコクサッキーウイルスやエコーウイルスが原因となります。いずれもウイルスのため抗菌薬(抗生物質)は効きませんヘルパンギーナと同じ種類です。ただ型が違います。

 

それぞれいくつか型があるため、一度感染しても人によっては何回も感染する可能性があります。子供の感染症は本当にやっかいですね。

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手足口病の感染経路と予防、消毒方法

 

感染経路としては飛沫感染と接触感染となります。

飛沫感染とは?

感染者が咳やくしゃみをした時の水しぶき(飛沫)に含まれる病原微生物を、周囲の人が吸い込むことで感染する経路です。

接触感染とは?

感染者が咳やくしゃみをした時の水しぶき(飛沫)に汚染された環境や物に接触することで病原微生物が付いた手を介して感染する経路です。

 

流行期は子供間でのタオルの共用は避けましょう。またウイルスが便に排出されるためおむつなどの処理の後はしっかりと手洗いを行う必要があります。

 

手足口病は治癒しても唾液から1週間、便から4週間程度はウイルスが排泄される可能性があります。1ヶ月は油断しないようにしましょう。

 

またコクサッキーウイルスやエコーウイルスは消毒薬が効きづらいのが特徴です。ウィルスを覆う膜であるエンベロープを持たないのがその理由です。

 

エンベロープについては以下の様に覚えておけばOK。

・エンベロープがないウイルス→消毒薬に強い
・エンベロープがあるウイルス→消毒薬に弱い

以上から感染予防には石鹸による手洗いが何よりも重要です。その上でエタノールによる消毒を行うとより効果的であると考えて下さい(あくまで補完的な感じですね)。

 

次亜塩素酸ナトリウム(商品名ではピューラックス、キッチンハイターなど)による消毒は有効ですが、次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させたり、ゴムやプラスチックを劣化させてしまいます。また皮膚に傷害を起こすため人には使用できませんので注意が必要です。

 

ちなみにコクサッキーウイルスやエコーウイルスは熱に弱いため、次亜塩素酸ナトリウムを使用できないものについては熱水消毒が有効です。ただし熱傷の扱いには十分気をつけて下さいね。

 

他にドアノブなど熱水消毒が難しい場合はエタノールによる消毒(2度拭き)が現実的かと思います。

 

可能であれば通常のエタノールにリン酸を加えてpHを酸性に傾けることで、エンベロープを持たないウイルスまで効果を発揮できるようになった手ピカジェルプラスをご使用頂くとより安心です。

医療用であれば健栄製薬のラビジェル、ラビショット、吉田製薬のヴィルキル、サラヤのウイルステラが該当します。

手足口病に有効な薬やワクチンは?

 

残念ながら手足口病に有効な薬はありません。症状が水疱のみであればそのまま様子を見ます。治療するとしてもあくまで対症療法(症状をおさえる治療)となります。

 

熱がある場合は解熱剤としてアセトアミノフェンが処方される事が多いかと思われます。また脱水の場合は水分や電解質を補う点滴をします。

 

ワクチンもありません。そのため上でお話したように、手洗いをしっかり行うこと。感染拡大防止のために、感染した子供にはマスクを着用させるなど咳エチケットも大切です。

手足口病の登園や登校の目安は?

 

さて幼稚園や保育園、学校にいつから行っても大丈夫かですが、インフルエンザなどと違い明確なものはありません。

 

先ほどお話したように治癒してもその後4週間程度は便にウイルスが出る可能性がありますが、その期間休むのは現実的ではありませんよね。

 

日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会作成の「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」には

流行の阻止を狙っての登校(園)停止は有効性が低く、またウイルス排出期間が長いことからも現実的ではない。本人の全身状態が安定している場合は登校(園)可能である(厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」では、解熱後1日以上経過することとの記載がある)。ただし、手洗い(特に排便後)を励行する。

と記載されています。

 

つまり熱が下がってから1日様子をみて、きちんと食事を摂れていれば登園(登校)してもOKでしょう。

手足口病のまとめ

流行時期

かかりやすい年齢

4歳以下

主な症状

手のひら、足の裏、口の中などに小さい水疱(水ぶくれ)

原因ウイルス

コクサッキーウイルスやエコーウイルス

感染経路

飛沫感染と接触感染

治療薬

対症療法として解熱鎮痛剤、脱水時は輸液等

ワクチン

なし

登園・登校の目安

解熱後1日様子をみて、きちんと食事を摂れたら(ただし手洗いはしっかりと)

 

それでは手足口病については以上とさせて頂きます。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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